2015年4月23日木曜日

修理代1万円

高い代償と感じるか?安い勉強代と捉えるか?

先日、アメンボウで練習中にナックルのリガーを曲げてしまった(破損させた)事故がありました。
当日は大潮で、かなりの引き潮の影響と、午後には少し風もあり橋の下は少し流れの早い状態でした。
そんな中、新鶴見橋(国道橋)を狭い部分を通った様で、出ていた杭を見逃したまま進行し、その杭にリガーをぶつけてしまったらしいです。
詳細は当クルーコックスにインシデントレポートをお願いしてありますので、概略のみになります。
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インシデントレポートとは、 もともと医療現場で、患者に傷害を及ぼすことはなかったが、日常診療の現場でひやりとしたりはっとした経験(インシデント)に関する報告書。事例を分析し、類似するインシデントの再発や、医療事故・医療過誤の発生を未然に防止することが主な目的としたもの。
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事故を追求するのではなく、みんなで事例を共有して安全なローイング環境を作っていく事が目的です。
 

監督より
無事でなによりです。
横浜市ボート協会 葉山さんの安全講習にあるハインリッヒの法則によらば1対29対300の29回の1が起きました。指導者たる我々は心して考える必要があります

今回の内容は浅瀬を通航してリガーを杭にぶつけたということですね。

浅瀬を通航しないこと。いつもは良いけどダメな時がある。その区別を出来るようにする。
初心者として不得意とする状況に応じて判断が変わるということを身につけてもらうことですね。

時間が必要だけど、次の事故が起きないうちに間に合わせなければなりません。

練習当日に、コックスに船台を離れる前に今日の練習メニューと注意点を言わせることなどはどうでしょうか。こうして善後策を検討出来ることは貴重なので、繰り返さない為に考え、実効性のある事を実施していきましょう

ケガ無く、無事で本当に良かったです。
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インリッヒの法則とは、労働災害における経験則の1つであり、1つの重大事故の背景には、29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するという法則です。
ヒヤリとするような事故が続く環境は、軽微な事故を発生させ、やがては重大な事故に繋がるという事です。
この法則から、重大な事故は軽微な事故を防いでいれば発生しないものであり、軽微な事故はヒヤリとするような事故を防いでいれば発生しないもの。
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今回の件は「大変価値のある経験だった。」といつまでも言える様に、一人一人注意と責任を持って、みんなでローイングをもっともっと楽しんでいきましょう。
なお修理代につきましては、皆様の練習費積み立てから弁済とさせて頂きましたので、ご了承ください。

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